朝、目覚めた瞬間から重たい気分が抜けず、
「今日は学校に行きたくない」と思うことはありませんか?
教師としての責任感があるからこそ、
「頑張らなきゃ」と自分を奮い立たせるものの、
心も体も限界に近いと感じる日もあるでしょう。
そんな日は、
無理に気合を入れるよりも、
「どうやって今日1日を乗り切るか」に
フォーカスすることが大切です。
そんなとき、大事なのは
「すべてを完璧にこなそうとしないこと」 です。
今日はとにかく
「最低限、1日を乗り切る」ことだけを考えましょう。
「もう無理…」な1日を乗り切るための3つの方法
優先順位を最低限にする
(やらなくていいことを決める)
心も体も疲れているときは、
何もかも完璧にやろうとすると、
さらに追い詰められてしまいます。
・「今日はこれだけできればOK」と割り切ることが大切
・授業の準備は簡略化する
(無理に完璧な板書をしない、ワークシートを活用する)
・休憩時間は子どもと話すよりも、
自分を休めることを優先する
・余計な会話や仕事は後回しにし、エネルギーを節約する
「全部やろう」とするのではなく、
「今日は最低限でいい」と
自分に言い聞かせることがポイントです。
「いつも通り」を崩さない(ルーティンを活用する)
精神的にしんどい日は、
考える力も奪われ、
決断するエネルギーすら残っていないことが多いです。
そんなときこそ、
「考えなくてもできる行動」を積み重ねることが大切 です。
・いつもと同じ服を着る(朝のエネルギー消費を減らす)
・決まった時間に家を出る(普段通りの流れを意識する)
・授業はシンプルに
(「とりあえず黒板に書いて説明する」くらいの気持ちでOK)
・仕事帰りのルーティンを守る
(好きな音楽を聴く、お気に入りの飲み物を買う など)
「いつも通り」を意識することで、
エネルギーを温存しながら1日を進めることができます。
「とにかく1日を終わらせる」ことだけ考える
心が折れそうなときは、
「今週をどう乗り切るか?」と長期的に考えるのではなく、
「今日を終わらせること」だけに集中 しましょう。
・「目の前のことを淡々とこなす」と決める
・「次の休みまで、とにかくやり過ごす」だけで十分
・帰宅後は「疲れた自分を労わる」時間を作る
(温かいお風呂に入る、早めに寝る)
・「今日はこれでOK」と自分に言い聞かせることが大切
「今週をどうしよう?」ではなく、
「今日だけ乗り切ればいい」と思うだけで、
少し気持ちが楽になります。
先生自身の心を守るためにできること
・「今日は頑張らなくていい」と思う日があってもいい
無理をしてパンクするより、
最小限のエネルギーでやり過ごすことが大切です。
・「できなかったこと」より、「できたこと」に目を向ける
たとえ小さなことでも、
「今日も学校に行けた」だけで十分です。
・「無理なときは、無理と言っていい」と自分に許可を出す
周りに助けを求めることも大切です。
誰かに話すだけで、気持ちが少し軽くなることもあります。
まとめ:「もう無理…」な1日を乗り切るために
① 優先順位を最低限にする(やらなくていいことを決める)
② 「いつも通り」を崩さない(ルーティンを活用する)
③ 「とにかく1日を終わらせる」ことだけを考える
無理に頑張ろうとするのではなく、少しずつ回復することを大切にしてください。
次回は、「『私が悪いの?』と自分を責めてしまうあなたへ」についてお届けします。
「がんばりすぎる先生へー心が楽になる10のヒント【5】「もう無理…」と思ったときに試したい1日の乗り切り方vol.78」へのコメント
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