休職中の心のケアvol.66

心が疲れて休職している時間は、
心の回復にとって
とても大切なチャンスです。
しかし、休職中、
つい焦ったり自分を責めたりしてしまう方も多いのではないでしょうか。

「早く復職しなきゃ」
「このままで大丈夫かな」と思う気持ちは
自然なものです。
でも、
この時間は
「心を癒すための時間」と割り切る
ことが、
結果的により良い方向に進む鍵となります。

今回は、休職中の心の回復を優先するための3つの習慣をご紹介します。

生活リズムを作る

規則正しい生活リズムは、
心と体を整える上でとても大切です。
毎日同じ時間に起きる、
食事をとる、
そして適度に体を動かす。
このシンプルな習慣が、
心の安定に大きく寄与します。

でも、
「そんなこと、わかってはいるけれどできないんです」
という方が多いのではないでしょうか?

安心してください。
無理に「完璧な生活リズム」を作る必要はありません。
なにか1つ、やることを決めて、
生活に小さなリズムを作ることから始めてみましょう。


たとえば、
起きたら、カーテンを開けて自然光を浴びる
 朝起きるのが遅くなっても、
 窓の外を見るだけで体内時計が少し整います。
毎日1つだけ決まった行動をする
  たとえば、
 「朝コップ一杯の水を飲む」
 「夕方に短い散歩をする」など、
 自分にできそうなことを1つ決めてみましょう。

「うまくできなくてもOK」と自分に言い聞かせながら、
できる範囲で続ける
ことが大切です。

心を癒す時間を意識的に作る

休職中は、
「何かしなければいけない」と感じてしまいがちですが、
心の回復には
「何もしない時間」も必要です。

まず、
自分にとってリラックスできることを探してみましょう。
たとえば、
・音楽を聴く
・自然の中を散歩する
・趣味に没頭する

ポイントは、結果や成果を求めないことです。
「これをやると楽しい」
「少しホッとする」ということを
ただ、楽しんでください。


また、休職中、
外に出ることを躊躇する方もいらっしゃるかもしれませんが、
外に出ることが好きなら、どんどん出ても良いんです。

「こんなことに時間を使っていいのかな」なんて
思う必要はありません。
心を癒やすことは、立派な「回復への行動」です。

信頼できる人との適度なつながりを持つ

休職中は、
人とのつながりが途切れてしまいやすい時期でもあります。
1人でいる時間が長くなると、
どうしても考えが堂々巡りしてしまったり、
孤独感に襲われたりすることがあります。

負担にならない範囲で、
信頼できる家族や友人と話す時間を作ってみましょう。
話すことで、自分の気持ちが整理されることもあります。

また、
カウンセリングを活用するのも一つの選択肢です。
カウンセラーは、
あなたの話を否定することなく受け止め、
気持ちを整理するサポートをしてくれます。

「誰かに話を聞いてもらう」という行為自体が、
回復への大きな助けに
なります。

まとめ

休職期間は、焦る気持ちや不安が出てきやすいですが、
「心を癒すための時間」と捉えることが大切です。

完璧を目指さず、
小さな習慣を一つずつ取り入れてみてください。
できる範囲で
生活にリズムを作る工夫をしたり、
心を癒す時間を確保したり、
信頼できる人とつながりを持つことで、
少しずつ心が整っていくでしょう。

自分を労わり、
今を大切にすることで、
未来に向けた一歩を踏み出す力がきっと湧いてきます。

あなたの心が少しでも軽くなり、
回復に向かうことを心から願っています。

「休職中の心のケアvol.66」へのコメント

コメントはありません

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


どんな些細な悩みでも
お気軽にご相談ください

教師歴27年、様々なお悩み当事者でもある
人生経験豊富なオンラインカウンセラーが
あなたの心に寄り添います

毎月先着3名様まで
初回お試し

60分  1,000(税込)

※3名様以降:60分 3,000円(税込)