先生のキャリア、もっと自由に!【2】毎年同じ業務の繰り返しに疲れたら?vol.72

「また今年も同じ業務…」
そんな気持ちを抱えながら、
新年度を迎える先生も多いのではないでしょうか。

教育の仕事はやりがいがある一方で、
毎年の業務が似たような内容になりがちです。
とくに長年同じ学年や教科を担当していると、
新鮮味がなくなり、
モチベーションが低下することも。

では、どのようにすれば、
マンネリを打破し、
より自由に、楽しく働くことができるのでしょうか?

教員が「毎年同じことの繰り返し」と感じる理由

1. ルーチンワークの多さ

授業、行事、校務分掌、保護者対応
——どれも教員にとって欠かせない業務ですが、
毎年ほぼ同じ流れで進むため、
新しい挑戦をしない限り、
慣れとともに刺激が薄れてしまうことがあります。

2. 教材や指導法が固定化しやすい

「去年の授業がうまくいったから今年も同じ方法で…」
と考えがちですが、
変化が少ないと指導への新鮮さが失われてしまいます。

また、日々の業務に追われ、
時間的にも精神的にも余裕がなくなり、
新しい取り組みに挑戦することが難しくなることもあります。

3. 環境の変化が少ない

学校という組織は安定している反面、
大きな変化が起こりにくい環境でもあります。
異動がなければ、
何年も同じ校風・人間関係の中で働くことになり、
変化が生まれにくいと感じることがあります。

自由度を高め、マンネリを防ぐ工夫

ルーチンワークの中でも、
その都度振り返り、
改善策を考え、
次年度に活かすことで、
PDCAサイクルを回しながら
業務を洗練させることができます。

このプロセスを意識することで、
成長や達成感を実感し、
仕事に新たな意義ややりがいを見出せるでしょう。

また、一見同じことを繰り返しているようでも、
目の前の子どもたちや社会は常に変化しています。
それに適応しながら、
自分の指導方法や考え方を見直し、
小さな工夫や改善を積み重ねることで、
新しい刺激を取り入れたり、
指導をより良いものにしていくことができます。
このプロセスを意識することで、
新たな気づきや成長につなげることができるでしょう。

1.指導方法を変えてみる

授業にちょっとした変化を加えるだけでも、
新鮮さを取り戻すことができます。
たとえば、
授業の導入部分をクイズ形式にしてみる、
生徒同士のディスカッションの時間を増やす、
実生活に結びついた課題を取り入れるなど、
小さな工夫でも十分効果があります。

無理に大きく変えようとせず、
できる範囲で試してみることで、
指導に対する新たな発見や楽しみを感じられるでしょう。

2.仕事の進め方を見直す

業務の効率化を図ることで、
ルーチンワークにかかる時間を減らし、
新しい取り組みに時間を使えるようになります。
たとえば、
デジタルツールの活用や、
チームでの業務分担を工夫するとよいでしょう。

3.学校の外に視野を広げる

教育イベントやセミナー、
他校の先生との交流などを通じて、
新しいアイデアを得ることができます。
また、
他業種の人と話すことで、
教育の枠を超えた視点を持つこともできます。

4.「やりたいこと」を見つけて挑戦する

日々の業務の中で、
自分が興味を持てる分野を見つけることが、
仕事のモチベーションを高める鍵となります。
たとえば、
授業で新しい教材を試してみる、
特定のテーマで研究を進めてみる、
校内の活動で役割を広げてみるなど、
小さな挑戦を重ねることで、
新たなやりがいや成長を感じることができるでしょう。

おわりに

マンネリを感じるのは、
それだけ経験を積んできた証拠でもあります。

しかし、少し視点を変えるだけで、
新しい楽しみや発見を見つけることができます。

変化を恐れず、
自分にとっての「自由な働き方」を見つけていきましょう。

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