家に帰ってからも
「あの子のこと、気になるな…」
「明日の授業、どうしよう」
「あの対応、まずかったかな」と、
仕事のことが頭から離れないことはありませんか?
寝る前も、休日も、
気がつけば「仕事モード」のまま。
頭の中ではずっと何かを考え続けていて、
心が休まらない。
そんな日々が続くと、
疲れがどんどん蓄積し、
余裕も笑顔もなくなってしまいます。
だからこそ大切なのは、
「頭の中の仕事」をそっと横に置く習慣を持つことです。
なぜ先生は「仕事モード」を引きずってしまうのか
先生の仕事は、人との関わりが中心です。
子どもたち、保護者、同僚、管理職…。
日々のやりとりの中で生まれる出来事は、
感情にも深く影響します。
さらに、
真面目で責任感が強い先生ほど、
「ちゃんとやらなきゃ」
「反省しなきゃ」
と考える時間が長くなります。
そして、
「もっとこうすればよかった」と振り返ることは大切ですが、
それが止まらなくなると、
思考の悪循環に陥ってしまいます。
仕事を手放す3つの工夫
境界線を意識する(仕事とプライベートを分ける)
気持ちの切り替えが難しいときは、
行動から変えるのがおすすめです。
・帰宅後に外出着・仕事着を脱ぎ、私服に着替える
・鞄を決まった場所に置いて、自分に
「今日も一日おつかれさま」と声をかける
・家に入る前に深呼吸して、仕事のモードをリセットする
こうした“境界線の儀式”を持つことで、
心も少しずつ切り替わります。
考える時間を「あえて決めておく」
「考えないようにしよう」とすると、
かえって頭がそのことに向いてしまう。
だからこそ、「考える時間をあえて決める」のが効果的です。
・帰宅後の30分だけ授業の準備をする
・寝る1時間前からは、仕事のことを考えないルールを作る
・朝の10分間だけ「今日やること」を確認する
時間に区切りをつけることで、
「今はもう考えなくていい」と思えるようになります。
書き出して頭を整理する
「頭の中にある限り、仕事は終わらない」と言われます。
タスク管理は
「思考は頭の中に置いておくのではなく、
外に出してシステムで管理すべきだ」ということです。
つまり、
頭の中に留めたままだと仕事は終わらず、心も休まりません。
だからこそ、書き出すことで“頭の外”に出すことが大切です。
・明日の準備で気になっていること
・子どもの様子でひっかかっていること
・やらなきゃいけないタスク
こうしたことを紙に書くだけで、
頭が整理され、
「今考えなくてもいい」と感じられるようになります。
それでも考えてしまうあなたへ
「そんなのわかってるけど、それでも考えちゃうんだよ…」
という方、きっといらっしゃると思います。
そんなときは、
無理に止めようとせず、
「今、私は考えているんだな」と気づくことだけでもOKです。
「私はそれだけ真剣に仕事に向き合っているんだな」と、
がんばる自分を否定せずに認めてあげましょう。
そして、こう考えてみてください。
何を考えるかを決めるのは、自分。
だから、どこかで切り替えていい。切り替えられる!
「あと5分だけ考えたら、やめよう」
「このメモに書いたら、今日はおしまい」
そんな風に、“終わり”を決めることも大切です。
ずっと引きずらないための3つの工夫
① 書いて終わらせる
モヤモヤをメモに書いて、「今日はここまで」と締めくくる。
② 区切りの行動を決める
コーヒーを飲む
シャワーを浴びる
音楽をかけるなど、
気持ちを切り替える行動をセットにする。
③ 五感を使う体験に集中する
お風呂で温かさを感じる、
散歩で風にあたる、
好きな香りを嗅ぐ。
考えることから“今ここ”に意識を戻す。
先生自身の心を守るためにできること
・休むこと=甘えではなく、次にがんばるための準備
・考えることと、考えすぎは違う。違いに気づけたら、一歩前進
・「仕事を手放しても、自分の価値は変わらない」と信じてみる
まとめ:「仕事のことで頭がいっぱい…」を手放すには
・境界線をつくって、意識的に切り替える
・考える時間をあえて決めて、思考にメリハリをつける
・書き出して、頭の中を整理する
・それでも考えてしまうときは、自分を責めず「ここまで」と区切る
次回は、「『この仕事、向いてないかも』と思ったときに考えたいこと」についてお届けします。
「がんばりすぎる先生へー心が楽になる10のヒント【7】「仕事のことで頭がいっぱい…」を手放す方法vol.80」へのコメント
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