「授業準備が終わらない…」時間をかけすぎず、効率よく準備を進めるコツvol.38

授業の準備に時間がかかりすぎていませんか?

授業の準備に思った以上に時間がかかってしまい、
気がつけば夜遅くまで取り組んでいる……。

そんな日々を送っている教員の方も多いでしょう。
新しい授業内容を考えたり、
生徒に伝わりやすいように工夫したりすることは、
とても大切なことです。
それだけ真剣に取り組んでいる証拠ですし、
生徒のためを思って頑張っているのは素晴らしいことです。

しかし、
授業の準備ばかりに時間をかけてしまうと、
自分自身の時間やエネルギーが失われてしまうこともあります。

授業を充実させながらも、
もっと効率よく準備できる方法があればと思いませんか?

今回は、具体的な工夫や時間短縮のコツをご紹介します。

授業準備が時間を取る理由とは?

授業の準備に時間がかかってしまう理由には、
いくつかの要因があります。

まず、完璧を求めすぎてしまうこと
生徒にしっかり伝えたいという思いが強いほど、
教材作成や調べものに時間をかけすぎることがあります。

また、どう教えるかに迷ってしまうこともよくある問題です。
自分では理解していることでも、
生徒にどう伝えればよいか悩んでしまい、
準備に多くの時間がかかってしまうことがあるのです。

真面目に取り組んでいる教員ほど、
こうした悩みを抱えがちです。
しかし、
少しずつ効率的に準備を進めるコツを身につけていけば、
時間をうまく使うことができるようになります。

授業準備の時間を短くするための工夫

授業の準備にかかる時間を短縮するための具体的な方法を、いくつかご紹介します。

過去の資料や既存の教材を活用する

初めての授業や新しい教材を作るときに、
最初からすべてを自分で作る必要はありません。

先輩や同僚教員のアドバイスを積極的に求めることで、
他の教員の資料や、過去に使った教材を活用できます。
彼らの経験から得られる工夫やコツは、
特に若手教員にとって大きな助けになります。

また、
授業で使った資料を蓄積しておくと、
次回以降の準備がずっと楽になります。

さらに、
NHKの教育コンテンツなど、
信頼できるリソースを活用することも効果的です。
これを参考にすることで、自分で一から作らなくても質の高い授業が実現できます。

授業のテンプレートを使う

授業の進行をテンプレート化することで、
毎回ゼロから考える手間を省くことができます。

たとえば、
「導入→本題→まとめ」という流れを一つの型として持ち、
その中に具体的な内容を当てはめるだけで準備ができます。
すると、準備がスムーズになり、
時間をかけずに質の高い授業を行うことができます。

適度に手を抜くことも大事

授業のすべてを完璧にしようとするのではなく、
必要なポイントに絞って準備を進めることも重要です。

生徒にとって大切な内容をしっかり押さえ、
その部分に力を入れることで、
無駄な時間を省き、
効率的に準備を進められます。

どこまで力を入れるかを見極めることが、
長く教員を続けていく上で大切なポイントです。

授業準備を効率よく進めるための具体的なアクション

時間を決めて準備を進める

授業準備は、時間が無限にあるわけではありません。
「準備に2時間」と決めるなど、
時間を区切ることで効率が上がります。

時間をかけすぎず、
「その時間内でできる範囲で
 ベストを尽くす」
という姿勢を持つことが大切です。

制限を設けると、
集中力が高まり、
意外と効率的に進めることができるものです。

1週間単位で計画を立てる

毎日の準備が大変なときは、
1週間分の計画をまとめて立てることをおすすめします。

週の初めや終わりに次週の授業を一気に準備することで、
毎日の負担が軽減され、
授業の全体像も見えやすくなります。

長期的な視点での計画が立てやすくなり、
準備にかかる時間を減らすことができます。

オンラインツールを活用する

授業準備には、
便利なオンラインツールを活用することもおすすめです。

たとえば、
NHK for Schoolのような無料で利用できる教材サイトは、
映像やアクティビティを授業に組み込むのに
非常に役立ちます。

こうしたツールを使うことで、
自分だけで教材を作る負担を軽減し、
生徒にとっても分かりやすい授業を提供できます。

長い目で見たバランスが大事

授業準備の時間を減らすことは、
教員の成長とともに少しずつ実現していくものです。


短期的に時間を減らすだけでなく、
質と効率のバランスを取りながら、
無理せず準備ができるようになることが大切です。

真面目に授業に取り組む姿勢を保ちながらも、
少しずつ時間の使い方を工夫していきましょう。

無理せず、楽しみながら授業準備を

授業の準備に時間がかかってしまうのは、
教員として真剣に向き合っている証拠です。

けれども、
時間をかけすぎると疲れてしまい、
肝心の授業で力が発揮できなくなってしまいます。


少しずつ工夫しながら、
無理せず自分のペースで授業準備を進めていきましょう。
きっと、毎日の授業がもっと楽しく、
充実したものになっていくはずです。

心のメンテナンスも大切に

教員は毎日、
授業準備や生徒対応、保護者とのコミュニケーションなど、
多くの責任を背負っています。
そのため、
知らず知らずのうちに心に負担がかかってしまうことが
あります。

そんなとき、カウンセリングを活用するのも一つの手です。
自分の気持ちや悩みを整理することで、
心が軽くなり、
仕事に対する前向きな気持ちを取り戻すことができます。
心のケアも授業準備と同じように、
定期的に行うことが大切です。

「「授業準備が終わらない…」時間をかけすぎず、効率よく準備を進めるコツvol.38」へのコメント

コメントはありません

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


どんな些細な悩みでも
お気軽にご相談ください

教師歴27年、様々なお悩み当事者でもある
人生経験豊富なオンラインカウンセラーが
あなたの心に寄り添います

毎月先着3名様まで
初回お試し

60分  1,000(税込)

※3名様以降:60分 3,000円(税込)